Firefoxを使いながら、ソフトのユーザビリティを考える
Firefoxではリンクから新しいタブを開くには、さまざまな方法があります。
新しいタブを出す方法
* [ファイル]-[新しいタブを作成] で新しいタブが開きます。
* Ctrl/Cmd + T で新しいタブが開きます。
* タブバーのタブの無い部分をダブルクリックすると新しいタブがひらきます。
* ブックマークやリンクを Ctrl/Cmd キーを押しながらクリックするとリンク先のページを新しいタブで開きます。
しかしつい先ほど発見したのですがナビゲーションツールバーの「新しいタブ」にリンクをドラッグ&ドロップしても同じようなことができます*1。他にも「新しいウィンドウ」ならば新しいウィンドウで、「ダウンロード」ならばダウンロードすることができます。リンクが設定されていないURI文字列でも可能です。わざわざ専用の拡張機能があるくらいですから、昔は無かった機能なのかも知れません。ちなみにタブバーの開いている部分にドラッグ&ドロップしても同じような効果が得られます。
「右クリックをすればいいじゃないか」と思われる方もいると思いますが、人間というのはそういうものではありません。キーボードに手がある場合は手で、マウスに手がある場合はマウスで操作したくなるというものです。腕が3本あったり、足でキーボードかマウス操作ができればよいのですがそういうわけにもいきません。ユーザーがアフォーダンスに沿った操作を行い、またそれが実際に通用するというのはとても気持ちのいいものです。説明書にも書いてないような、こういう気持ちよい選択肢のある操作性がFirefoxのよいところのひとつだと思います。
それから、キーボードだけでもマウスだけでも、またどちらも組み合わせたさまざまな操作方法があるというのはソフトウェアを使いやすくするためのひとつの条件であると考えました。ソフトウェアのユーザビリティのキーワードのひとつとして「マウスとキーボードのOR操作」というのを追加してもよいかもしれません。
P.S.
マイクロソフトのサイトにすばらしい文章を見つけたのですが、私の考えている方向性とは少し違うようです。
*複数の入力方法。すべての機能にキーボードでアクセスできるようにし、よく実行する操作には簡単なマウス操作でアクセスできるようにします。
これは障害者向けのソフトウェアという観点で語られているので、単純に批判はできませんが、私に言わせれば「すべての機能にマウスでもアクセスできる」ようにするべきです。
P.S. 2
Opera 9.01でも確認しましたが同じようなことはできませんでした。
*1:見つからない方は表示→ツールバー→カスタマイズで追加してください